リモートでコマンドを実行する

クライアントコンピュータで UNIX のコマンドおよびスクリプトを実行できます。

単一の UNIX コマンドを実行する

UNIX コマンドウインドウを使用して、選択したクライアントコンピュータに単一のコマンドを送信できます。コマンドは bash シェルを使って実行されます。

  1. Remote Desktop ウインドウでコンピュータリストを選択します。次に、1 台以上のコンピュータを選択します。

  2. 「管理」>「UNIX コマンドを送信」と選択します。

  3. 以下のコマンドを入力します:

    • 複数行のスクリプトの場合は、各コマンドをそれぞれの行に入力します。

    • 読みやすくするために 1 行のコマンドを区切る場合は、バックスラッシュ(「」)を使用して新しい行を開始します。

  4. コマンドを実行するために使われるアクセス権を選択します。コマンドは、以下のいずれかのユーザとして実行できます:

    • 現在ログインしているユーザ

    • クライアントコンピュータの別のユーザ

    • ユーザ名が root であるシステムユーザ

シェルスクリプトを実行する

「Remote Desktop」を使うと、クライアントコンピュータでシェルスクリプトを実行できます。シェルスクリプトは、連続して実行される UNIX コマンドの集合からなるファイルです。

シェルスクリプトは、すでにクライアントコンピュータ上にある必要がありますが、「項目をコピー」コマンドを使ってスクリプトファイルをクライアントコンピュータにコピーしてから、「UNIX コマンドを送信」を使って実行することもできます。

タスクダイアログの指定されたユーザフィールドに「root」と入力することにより、ルートとして、またはルートレベルのアクセス権を持つ別のユーザとしてスクリプトを実行します。(ルートユーザを指定するために、ルートアカウントを有効にする必要はありません。)対象コンピュータがログインウインドウの状態の場合に現在のユーザとして UNIX コマンドを実行すると、現在のユーザが存在しないため失敗します。ルートユーザとしてタスクを実行するために sudo または su を使わないでください。タスクは対話型であり、さらなる入力やスクリプトからの応答が想定されます。

  1. スクリプトを準備して保存します。

    スクリプトが UNIX 改行で標準テキストとして保存されていることを確認します。

  2. 「Remote Desktop」を開きます。

  3. Remote Desktop ウインドウでコンピュータリストを選択します。次に、1 台以上のコンピュータを選択します。

  4. 「項目をコピー」コマンドを使用して、スクリプトファイルをコンピュータにコピーします。

    詳しくは、ファイルをコピーするを参照してください。

  5. スクリプトをコピーしてから、「管理」>「UNIX コマンドを送信」と選択します。

  6. 以下のように入力して、スクリプトを実行します:

    sh script_name pathname
  7. 「送信」をクリックします。

コンパイルした AppleScript スクリプトを実行する

コンパイルした AppleScript スクリプトを実行できます。

  1. スクリプトをアプリケーションとして保存します。

  2. 「Remote Desktop」を開きます。

  3. Remote Desktop ウインドウでコンピュータリストを選択します。次に、1 台以上のコンピュータを選択します。

  4. 「項目をコピー」コマンドを使ってアプリケーションをコンピュータにコピーし、「項目をコピー」ダイアログで「項目を開く」オプションを選択します。