リモートマネージメントを有効にする

クライアントコンピュータを管理するには、そのクライアントコンピュータのリモートマネージメントを有効にする必要があります。それには、各コンピュータで「システム環境設定」を使うか、(クライアントでリモートログインを許可している場合は)コマンドラインを使います。

各クライアントコンピュータで、リモートアクセスを特定のユーザまたはアクションに制限する環境設定を設定したり、その他の設定(メニューバーにリモートマネージメントの状況を表示する、画面を制御するのにパスワードを要求するなど)を変更したりすることができます。

リモートマネージメントを有効にしても、コンピュータにアクセスできるようにはなりませんが、だれがアクセスできるかを定義できます。リモートマネージメントを有効にしたら、コンピュータの Remote Desktop 管理者を定義してください。詳しくは、アクセス権を設定するを参照してください。

リモートマネージメントを有効にして環境設定とアクセス権を設定するカスタム・クライアント・インストーラを作成することもできます。

「システム環境設定」を使用してリモートマネージメントを有効/無効にする

  1. クライアントコンピュータで、アップルメニュー>「システム環境設定」と選択します。

  2. 「共有」をクリックします。

  3. カギのアイコンが表示されている場合は、それをクリックし、コンピュータの管理者権限を持つユーザの名前とパスワードを入力します。

  4. 「リモートマネージメント」チェックボックスを選択または選択解除します。

コマンドラインを使用してリモートマネージメントを有効/無効にする

このタスクを完了するには、クライアントコンピュータに管理者権限が必要です。

  • リモートマネージメントを有効にするときは、以下のコマンドを入力します:

    sudo /System/Library/CoreServices/RemoteManagement/ARDAgent.app/Contents/Resources/kickstart -activate -configure -access -on -restart -agent -privs -all

    このコマンドを使用すると、「Remote Desktop」を使う管理者ユーザは、クライアントコンピュータに完全なアクセス権でログインできます。

  • リモート管理を無効にして、これまで使用可能だったログインを拒否するには、以下のコマンドを入力します:

    sudo /System/Library/CoreServices/RemoteManagement/ARDAgent.app/Contents/Resources/kickstart -deactivate