AppleScript の基本

AppleScript は、「Remote Desktop」での作業を自動化できる強力なツールです。

AppleScript はさまざまな用途に使える強力なスクリプト言語で、OS X に組み込まれています。「Remote Desktop」で AppleScript を使用すると、ショートカットを作成したり、反復タスクを自動化したり、カスタムアプリケーションを作成したりすることで、時間を大幅に節約できます。スクリプトでは、ユーザの対話に基づいて、あるいは、データ、書類、状況を解析または分析することによって処理を決定できます。AppleScript は、条件文、比較および算術演算、変数の格納機能を備えた完全な言語です。

AppleScript によるプログラミングの手順について詳しくは、OS X ヘルプの「AppleScript ヘルプ」を参照してください。

AppleScript は、オブジェクトに送信される一連のコマンドで構成されます。オブジェクトには、アプリケーション、スクリプト、ウインドウ、設定、Finder など、さまざまなものが含まれます。これらのオブジェクトは、特定のコマンドセットを受け取り、望ましい動作によって応答することができます。基本的には、スクリプトはアプリケーション（この場合「Remote Desktop」）に対し、特定のタスクを完了するか情報を取り出すように指示します。条件文を使用することで、スクリプトに意思決定機能を提供でき、変数を定義することで、スクリプトに記憶機能を提供できます。

「Remote Desktop」の基本機能はすべてスクリプトで操作できます。管理者として AppleScript スクリプトを使用すれば、通常はポイント＆クリックすることによって実現されるタスクを実行できます。たとえば、次のような方法があります：

• コンピュータに関する情報を取得する

• コンピュータの名前を変更する

• コンピュータをリストに追加する

• 項目をコピーまたはインストールする

• レポートタスクを実行する