Remote Desktop の AppleScript 用語説明を使用する
「スクリプトエディタ」に「Remote Desktop」の AppleScript 用語説明を表示できます。
スクリプト制御可能な各アプリケーションには、AppleScript 用語説明(アプリケーションが理解できるオブジェクトとメッセージのリスト)が含まれます。たとえば、「Remote Desktop」の用語説明には、以下のエントリーを持つ「computer list」という名前のオブジェクトがあります:
computer list n [inh. item]:コンピュータを含むリスト。
要素(ELEMENTS)
computer(s)を含みます。application に含まれます。
属性(PROPERTIES)
id (Unicode text, r/o):コンピュータリストの一意の識別子(UUID)。
name (Unicode text):コンピュータリストの名前。
「computer list」はほかのオブジェクト(この場合「computer」)を含むオブジェクトであり、「id」やその「name」などのプロパティを持ちます。このオブジェクトはクエリーを受けて、プロパティの値(上記の通り Unicode テキスト)を返すことができますが、スクリプトの内部から「id」を変更することはできません(読み取り専用であることを示す「r/o」ラベルが付いています)。スクリプトではこのオブジェクトを動詞(verb)、またはメッセージによって操作できます。
用語説明には動詞(verb)、またはメッセージも含まれます。これらの動詞は用語説明内のオブジェクトを操作するコマンドです。たとえば、「Remote Desktop」の用語説明には「add」という名前の動詞があり、そのエントリーは以下の通りです:
add v:コンピュータをタスクに追加します。
add computer:コンピュータ。
to computer list:コンピュータの追加先のコンピュータリスト(またはタスク)。
このエントリーは、動詞がどのような操作を、どのようにして実行できるかを定義します。このエントリーは、「Remote Desktop」が指定されたコンピュータをコンピュータリストに追加できることを示しています。オブジェクト「computer」および「computer list」は「add」によって操作されます。
「AppleScript エディタ」を開きます。
「ファイル」>「用語説明を開く」と選択します。
「Remote Desktop」を選択します。
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「OK」をクリックします。
「Remote Desktop」用の AppleScript 用語説明は、Remote Desktop の AppleScript の用語説明リファレンスでも参照できます。