クライアントコンピュータの環境設定を設定する
起動ディスクや時刻など、クライアントコンピュータの環境設定を設定できます。
起動ディスクを設定する
任意のクライアントコンピュータ上で起動ディスクを設定できます。起動可能なローカルデバイス上のボリューム、または使用可能な NetBoot ボリュームを選択します。
これは、問題を診断するときに役立つことがあります。たとえば、トラブルシューティング用に設定された、サーバベースの NetBoot イメージを使ってコンピュータを起動できます。トラブルシューティングを終えたら、起動ディスクを元の起動ボリュームにリセットします。
起動ディスクには、有効なオペレーティングシステムがインストールされている必要があります。複数のコンピュータで起動ボリュームをローカルのハードディスクに設定するときは、すべてのコンピュータで同じボリュームを使用します。または、OS X Server が提供する NetBoot ボリュームを起動ディスクに設定することもできます。1 台の NetBoot サーバから複数のクライアントを起動できます。NetBoot は、Ethernet 接続にのみ対応しています。
Remote Desktop ウインドウでコンピュータリストを選択します。次に、1 台以上のコンピュータを選択します。
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「管理」>「起動ディスクを設定」と選択します。
このリストには、クライアントのローカルボリューム、カスタムの NetBoot サーバ項目(使用可能な場合)、およびローカルサブネットで利用できる NetBoot サーバおよび NetInstall サーバのリストが表示されます。
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以下のいずれかを実行して、ボリュームを選択します:
クライアントのローカルボリュームを選択するには、「ハードディスク」を選択し、「編集」をクリックし、目的のボリューム名を入力します。
カスタムの NetBoot サーバボリュームを選択するには、サーバの IP アドレスか完全修飾ドメイン名、および NetBoot ボリューム名を入力します。
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「完了時に再起動」を選択します。
クライアントコンピュータ上に管理者権限を持っている必要があります。
起動ボリュームが設定された後に、クライアントコンピュータが再起動します。
「設定」をクリックします。
コンピュータの名前を変更する
クライアントコンピュータの名前を変更できます。
複数のコンピュータの名前を変更する際、同じ名前の後に番号を付けるようにできます。これは、システムの新規インストール後にクライアントコンピュータを区別するときに便利です。コンピュータの名前を変更しても、ローカルホスト名や DNS 名は変更されません。
Remote Desktop ウインドウでコンピュータリストを選択します。次に、1 台以上のコンピュータを選択します。
「管理」>「コンピュータの名称を変更」と選択します。
新しいコンピュータ名を入力します。
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「コンピュータごとにほかと重複しない番号を追加」を選択します。
このオプションでは、コンピュータ名の末尾に一意の番号が付加されます。
「名称変更」をクリックします。
コンピュータのオーディオの入/切を切り替える
クライアントコンピュータのオーディオの入/切を切り替えることができます。
クライアントコンピュータのオーディオの入/切を切り替えることができます。たとえば、ラボで音楽を再生しているすべてのコンピュータを消音したり、1 台のリモートコンピュータのオーディオを入にします。
コンピュータのオーディオの入/切を切り替えるには、AppleScript および UNIX コマンド osascript
を使用する必要があります。詳しくは、リモートでコマンドを実行するを参照してください。
Remote Desktop ウインドウでコンピュータリストを選択します。次に、1 台以上のコンピュータを選択します。
「管理」>「UNIX コマンドを送信」と選択します。
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UNIX テンプレートを選択します。
詳しくは、リモートでコマンドを実行するを参照してください。
「テンプレート」ポップアップメニューをクリックしてから、「その他」>「ボリュームを入にする」または「その他」>「ボリュームを切にする」と選択します。
「送信」をクリックします。
省エネルギー環境設定を変更する
システム環境設定の「省エネルギー」パネルで設定およびオプションを変更できます。たとえば、同時にスリープするようにすべてのクライアントを設定したり、「Remote Desktop」で管理するときにスリープ解除するようにクライアントを設定したりすることができます。
UNIX コマンド systemsetup
を使って、「省エネルギー」環境設定を変更します。詳しくは、systemsetup についてを参照してください。
Remote Desktop ウインドウでコンピュータリストを選択します。次に、1 台以上のコンピュータを選択します。
「管理」>「UNIX コマンドを送信」と選択します。
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「システム設定」テンプレートから、以下の「省エネルギー」項目のいずれかを選択します:
システムのスリープ時間
スリープ時間を表示
ハードディスクのスリープ時間
ネットワークアクセスがあったときにスリープを解除
停電後に再起動
コマンドを選択したら、ウインドウに表示される適切なパラメータを編集します。
「送信」をクリックします。
リモートログイン用の共有環境設定を変更する
リモートコンピュータの共有環境設定を変更したり、有効または無効にしたりできます。
UNIX コマンド systemsetup
を使って、リモートログオンの共有環境設定を設定します。詳しくは、systemsetup についてを参照してください。
Remote Desktop ウインドウでコンピュータリストを選択します。次に、1 台以上のコンピュータを選択します。
「管理」>「UNIX コマンドを送信」と選択します。
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以下のいずれかを実行します:
「テンプレート」ポップアップメニューから「システム設定」>「リモートログイン(SSH)」と選択し、ログインを有効または無効に設定します。
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以下のコマンドを入力します:
systemsetup -setremotelogin (on | off)
次に、「コマンドを実行するときのユーザ名」で「ユーザ」を選択し、「root」と入力します。
「送信」をクリックします。